日本の豊かな森と安全保障

多様な生態系を育む~森、里山、河川、海~そしてこれらの一連のシステムを有する日本、世界中どこを見渡しても、日本ほど豊かな自然環境に恵まれた国はそう多くは存在しないと実感しています。私もその環境の一員として、僅かですが山林で果樹、野菜を育てています。その一部をご紹介します。桜、栗、桃、みかん、野菜が今年の好天に恵まれ花実をつけました。

 さて、最近、日本の森林が海外(特に中国が目立ちます)から買われていることが報道されています。投機目当てのようですが、木材等の無計画な伐採で失った自然環境は荒廃し、もはや簡単には回復しない現実を私たちは経験しています。
 また、平成21年度「警察白書」には「2007年(平成19年)10月に開催された第17回中国共産党全国代表大会において胡錦涛総書記が行った政治報告の中で、軍隊の情報化及び武器装備の自主開発の方針が明確にされており、(中略)外国に研究者や技術者を積極的に派遣して先端科学技術の収集を図っており、我が国にも、先端科学技術保有企業、防衛関連企業、研究機関等に研究者、技術者、留学生等を派遣するなどして、長期間にわたって、巧妙かつ多様な手段で情報収集活動を行っている。」と記されています。
 今日、日本国内には多数の留学生を受け入れています。きちんと国内でリスクマネジメントがなされているでしょうか?お人よしの国、日本と見られていないでしょうか?
今日、国際的な脅威が高まっている中で、安全保障貿易管理のより一層の徹底が必要です。大学等公的研究機関において、コンプライアンス&リスクマネジメント体制の構築並びに具体的課題の解決についてご相談に乗らせて頂きたいと考えています。ぜひ、お声掛けをお願い致します。