安全保障貿易管理 技術用語解説集 No.5-7「工作機械 歯車 仕上がり形状寸法公差/仕上げ加工/仕上げ加工検査 レーザー加工機/レーザー発振器(別掲)」

用語
項番
工作機械 歯車
仕上がり形状寸法公差/仕上げ加工/仕上げ加工検査 レーザー加工機/レーザー発振器(別掲)
2-12省4、6-2省2、6-3省5 6-2省4/6-3省5/解2 6-2省2
その他の工作機械

上記の機種以外に比較的よく使われているものとして、次のものがある。
a. 歯車加工機 自動車の変速装置としていまだに多用されている歯車を加工する歯車加工機として、 ホブ盤(gear hobbing machine)とギヤシェーパ(gear shaper)がある。両者ともNCサーボ化は かなりの程度進展しており、生産台数の過半は数値制御機で占められている(図19)。またボブ盤 では,環境保護と経済性の追求のために、断続切削である利点を生かしてドライ切削が早くから導 入されている。

b. 超精密工作機械 超精密工作機械(ultraprecision machine tools)と称される一群の工作機械がある。それ らは0.1μm以下の加工精度と最大高さ粗さRzが0.01μm 以下の仕上面粗さで、電子部品、光学部品、情報機器部 品を加工する(あるいはそれらを作る金型を加工する) ための工作機械である。それらは基本的には旋盤、フラ イス盤、マシニングセンタなどの形態をしている。超精 密な加工を行うためには、図19に示した工作機械の運動 精度が非常によく、工具形状が精密であることを要し、 被削材材質は均質でなければならないことはいうまでも ない。その一例を図20に示す。

c. レーザ加工機 レーザによって板を切断し、輪郭形状 を切り抜いて板状の精密な部品を製作するレーザ加工機 (laser beam machine)はかなりの台数生産され、盛 んに使用されている(図21)。レーザ発振機も炭酸ガス レ ー ザ だ け で な く 、 波 長 の 短 い YAG ( yttrium alminium garnet)レーザを用いた小形のものが多用さ れるに至った。

d. その他の工作機械 ブローチ盤、形削り盤、平削り 盤、スロッタなどは、現在では使用されることはまれに なってきた。ただし、ブローチ盤(broaching machine )は数は減少したとはいえ、大量生産用に引き続き製造 されている。

ボブ盤
非球面加工機
レーザ加工機